電子書籍が読める端末

 電子書籍のフォーマットが色々あることがわかったところで、今度はどんな端末で電子書籍が読めるか紹介します。
 デスクトップパソコンやノートパソコンはもちろん。iPad、iPhone、アンドロイド携帯、ガラパゴス、Kindle、上げていけばきりがありませんが、ここでは代表的ないくつかの閲覧機器を紹介したいと思います。

商品名 メーカー 特徴(サイズ:縦mm×横mm×厚さmm)
iPad Apple

タブレット型PC
ディスプレイ:カラー
サイズ:242.8×189.7×13.4
 重さ:730g

カテゴリとして色々分けられるが、Apple独自のIOSを採用しており使い方はほぼ同じ。電子書籍端末としてよりコンピュータ色が強い。
電子書籍を読むときには「ibooks」ビューアが必要となる。端末単体からもダウンロードは可能だが、PCを通して端末に入れる場合は「iTunes」が必要となってくる。
iTunesはMac、WIN両対応。

<基本対応フォーマット>
 ibooks:EPUB(.epub) 、PDF (.pdf)
<拡張アプリ>
 Kindle for iPhone and iPod touch:Kindleフォーマット
 電子文庫パブリ:XMDF ※iPad未対応
iPhone 携帯電話(iPhone4)
ディスプレイ:カラー
サイズ:115.2×58.6×9.3
 重さ:137g
iPod touch MP3P(第4世代)
ディスプレイ:カラー
サイズ:111×58.9×7.2
 重さ:101g
Kindle Amazon 電子書籍専用端末(第3世代)
ディスプレイ:6インチ、600×800ピクセル、16階調グレースケール
サイズ: 190×123×8.5
重さ :241g(Wi-Fi版), 247g(3G+Wi-Fi版)
Android 参入会社
多数
Googleが発表しているモバイル向けOS。
オープンソースであるため色々な会社がAndroidOSを使ったスマートフォンを販売している。
ガラパゴス シャープ

シャープにより電子書籍事業として発表された。ベースとなるOSはアンドロイドである。
<対応フォーマット>
XMDF(.xmdf)
※PDF、Word、Excelも読むことができるが、PCを使いXMDFに変換して読み込んだ方がよい。

Reader ソニー 電子書籍専用の端末
モノクロ6段階グレースケール
画面サイズ:5型6型
PC上で「eBook Transfer for Reader」を使い、ebookストアよりダウンロードした本を取り込む。対応OSがWindowsのみとなっている。
ダウンロード、詳しい情報はオフィシャルページをご覧ください。
<対応フォーマット>
XMDF(.zbf)、EPUB(.epub) 、PDF (.pdf) 、Text (.txt)

このように電子書籍を読む端末は色々と発売され、独自のフォーマットをスタンダードにしようと躍起になっている。しかし「Kindle for iPhone and iPod touch」やフォーマットの変換ソフトが出ているため、その垣根はかなり曖昧になりつつあります。